動物と共生する街に 野良猫対策、絵本で支援



 地域の野良猫問題を一緒に考え、動物と共生する社会をつくろうと、仙台市青葉区錦ケ丘地区の主婦らが、命の尊さを訴える絵本や猫のしおりを作り、猫の去勢・不妊手術費用づくりに乗り出した。
絵本には「飼い主と周囲の人が互いに理解を深めるなど、人も動物も暮らしやすい街になってほしい」との願いを託している。


 絵本を出したのは錦ケ丘5丁目、主婦橋本洋美さん(55)。
自宅で猫を飼っている橋本さんは、ふんをめぐり周囲とトラブルになった経験があり、動物の魅力を多くの人に伝えるため、半年ほど前に「橋本簡微(ひろみ)」のペンネームで執筆活動を始めた。


 8月に自費出版した2冊は、保健所に保護された犬に新たな飼い主が見つかる「いつまでもいっしょだよ」(1200円)と、猫を通して地域が活性化していく「猫(にゃんこ)のしごとはなんじゃろな」(1300円)。
絵は、近所に住むイラストレーターの笠原則行さんと高校生の志村明日美さん(18)がそれぞれ担当した。


 橋本さんは今春に出版した1冊目の絵本のおまけとして作った猫の形の布製しおりが好評だったことから、仲間2人と創作グループ「しおりの会」(水野麻由美代表)も結成。
しおり一枚ごとに100円を寄付してもらい、本の売上金と合わせ、地域の野良猫に餌をやって手なずけたり手術したりする費用を確保することにした。


 絵本としおりは仙台ヒルサイドアウトレット(青葉区錦ケ丘)の2階ホールにある「こばちゃまの店」で、原画のポストカードなどとともに販売している。


 橋本さんは「仲間と協力して、願いの実現に向けた一歩を踏み出せた。
地域全体が野良猫問題などを考えるきっかけにしたい」と話し、作品を置いてくれる店や動物病院なども募っている。
連絡先は橋本さん090(6627)5015。

[ 2006/09/15 (金) ]